先の見えない休校は続く 

 明日からまた5月の終わりまでの休校の日々が続きます。今週は分散登校で1日、来週は分散登校で2日、再来週は分散登校で3日の午前中のみの登校が続きます。それも世の中の様子を見ながら変更もあります。徐々に登校日数を増やしていく理由がよくわかりませんが、ウオーミングアップということでしょうか。

 これくらいの登校日で、1週間に5教科がそれぞれ1授業分しかできません。それでも対面授業ができるだけでもかなり違います。

 分散登校なので、クラスに15~16人しかいません。また、窓も全開で換気もよく、手の消毒もしていて、接触するような授業もやらず、みんな今のところ静かにしています。仮にコロナに感染している生徒が1人いたとしてもこれなら感染しにくいし、クラスターにはならないような気がします。この状態で授業を続けていくことが安全なのだとしたら、少なくとも今年度は、今までのような濃密なコミュニケーションをしていた学校が変わってしまうような気もします。

 このあと少し感染者が減って授業が通常授業が再開しても、また第2波、第3波がやってきて今のような状態になるかもしれません。今のうちに試行錯誤をしながら、感染しないように授業を進めていく良い方法を確立しておく必要があると思います。

 ところで10年をかけて作りあげた新学習指導要領はどうなるのでしょうか。アクティブラーニングはできないし、社会に開くこともできない。オンライン授業や動画授業なんてまさに逆行することになります。でも、オンライン授業や分散登校などを駆使して、その方法で効果的な学習が進められるようにしていかなければならないようです。

 コロナの影響で、受験のシステムが変化したり、人間の仕事の内容や生き方や社会の仕組みが大きく変化して、今の価値観で生きられないような世の中にならないように、この状態が今だけで済んで、また今までの状態に戻ることを期待しています。