緊急事態宣言が出たのに、心に残る入学式になってびっくり

 新型コロナウイルスが猛威を振るっている中、4月9日に入学式を行いました。わが県はぎりぎり緊急事態宣言を受けていないので、入学式を実施することができました。でも、校庭での実施です。天候のことを考えると躊躇するところですが、天気予報を見て、「晴れ」と決めました。周りは心配しますが「絶対雨は降らない」と決めました。ですから雨の場合は考えませんでした。250席の椅子を外に運び出し、椅子の位置を正確に測って決め、運動会の入場門を立て、保護者の席を周りを囲むように設置しました。そうしたらとても素敵な会場が完成しました。朝礼台の後ろは桜並木です。前日に完成させ一晩寝かせました。

 9日入学式当日は、快晴、ポカポカ陽気の最高の天気でした。桜吹雪の舞う中、40分間の入学式が粛々と行われました。退場後、桜の木の下でクラス写真を撮りました。多くの保護者も一緒になって写真を撮ることもできました。密集しないように順番にそして整然と移動するようにしました。いつもならできない写真撮影ができたのは、保護者にとっては幸運だったと思います。

 なにより、感染のリスクはかなり軽減できました。適度な風が吹いているので飛沫はすぐに飛散し、十分な距離が保てます。お互いに接触することもありません。

 教員になって初めての校庭での入学式ですが、リスクを抱えながらも、いろいろな意味で、これまでの最高の入学式となりました。びっくりしました。