行動とモチベーション

 春休みに入って、先生たちも仕事が一段落して休暇をとり始めました。新型コロナによる休校で、春休みにやるはずの仕事が平日に行えたために、少し余裕ができたのです。新型コロナ対策の大変なこともありましたが、部活動もないので、平日は定時の退勤が可能となりました。今年は、教員の「働き方改革」について大論争を繰り広げてきましたが、予想もしないことで、時間内に仕事が収まってしまいました。

 ところが、早く家に帰れるので、夜の時間がなんと長いことか。休日も部活がないので家にいることになり時間を持て余しました。もし、これが普通の働き方だとしたら、何か趣味を持たないとやってっられないなと思いました。

 そしてとても大きな問題が生じました。仕事へのモチベーションが下がっているのです。いったい何のために一生懸命に働いていたのだろうと。誰のために働いているのだろうと。教員の世界は、どんなに成果を残しても、それが目立たなければ、その結果ははっきりと見えないので、評価は学校設置者の好き嫌いで決まります。その成果というのは、「子供達の成長」なのですが、そんなものは目に見えませんので・・・。学校から子供たちが消えてしまうと、その成果を自分の肌で感じることができなくなり、モチベーションが余計に下がるのでしょう。

 4月から子供たちがもどってきます。はやく子供たちの顔が見たい・・・。